にわげたに くつぬぎいしに ちりつばき
艶やかな緑色の葉。
赤い椿の花はその葉に隠れるように咲きます。
ツバキは春、花をつける常緑樹です。
日本に自生し、「万葉集」以来詠まれてきたそうです。
原種は筒状の赤い花を咲かせるヤブツバキですが、品種改良され、今ではさまざまな形と色があるようです。
だけれども単にツバキといえば、やはりヤブツバキの赤い花。
首から落ちるツバキは、落ちてしばらくはその美しさを保ちます。
昨夜の嵐のせいで、あちこちに落ちています。
和風の古い家には、縁側に大きな石が据えられていて、その上で靴を脱ぐからでしょう。
「くつぬぎいし」と呼ばれます。