へそまげ福子の五七五
太宰府から詠む俳句
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月別アーカイブ: 12月 2012
寝入られず 霜の立つ音 聞き澄ます
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枯尾花 大北風も 伏して耐え
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生きながら 死ぬる覚悟か 赤海鼠(なまこ)
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山茶花は 蕾のうちに 瓶に挿し
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冬日向 先ずひとときの 布団干し
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冬薔薇に 霙(みぞれ)の打ちて 咲き止まん
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虎落笛(もがりぶえ) 何が言いたい 身をよじり
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くぐもりて 轟き渡り 冬の雷
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針のごと 冬の雨降る 底冷えて
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冬木立 深い孤独に 身を寄せて
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