埋 み 火 を 少 し 興 し て 頬 杖 で

うづみびを すこしおこして ほおづえで

火鉢というのは、物想いにはうってつけ。

火ばしで、灰を掻き分けたり、かけたりしながら、わずかな暖をとる。

そんなとき、普通の丸火鉢より、四角い大きな、ふちに、茶碗やなんか置ける、重々しいものが、安定してよかった。

あんな時代もあった。