へそまげ福子の五七五
太宰府から詠む俳句
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作者別: 福子
百 年 の 酒 蔵 朧 の 和 太 鼓 や
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い つ 終 わ る と も し れ ぬ 辺 境 盆 の 唄
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越 境 す 隣 家 の 真 鯉 風 あ る 日
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万 緑 を 擁 し て 山 の 気 の 昇 り
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藁 屋 根 に ト タ ン 被 す る 夏 が 来 る
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春 干 潟 夕 日 は 和 蝋 燭 に 似 て
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三 味 を 弾 く 幽 霊 出 づ と 五 月 闇
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春 愁 や シ ン バ ル 叩 く 猿 に 螺 子
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山 姥 が 辛 抱 強 く 雪 解 水
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水 鏡 ト ロ ッ コ 列 車 に 花 筏
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