へそまげ福子の五七五
太宰府から詠む俳句
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作者別: 福子
風 薫 る さ ま ざ ま は 空 に 揚 げ
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幾 重 に も 湧 き 水 隠 す 羊 歯 若 芽
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地 の 底 に マ グ マ 繋 が る 牡 丹 の 芽
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一 両 車 単 線 青 葉 掻 き 分 く る
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決 別 は 晩 夏 ジ ッ ポ ー 閉 ぢ む 音
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葱 坊 主 廁 閂 開 け っ ぱ な
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雑 踏 に 彼 の 人 見 つ く 暮 れ の 春
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遠 足 は 昔 か ら な り 卵 焼 き
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ト タ ン 屋 根 土 壁 守 る 親 燕
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ビ ル 風 を 受 く る 日 時 計 泣 き っ 面
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