へそまげ福子の五七五
太宰府から詠む俳句
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作者別: 福子
冬 の 月 毎 度 毎 度 の 鍵 探 し
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土 塊 に 染 み る 穀 雨 の 本 降 り に
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故 郷 の 雪 川 に 捨 つ 海 に 捨 つ
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大 試 験 終 わ り て 幼 大 人 顔
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春 の 雪 秘 窯 に 陶 祖 の 墓 に 降 る
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薄 氷 は ひ と つ 残 ら ず 登 校 時
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今 年 こ そ 香 り 自 慢 の 和 水 仙
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雪 の 間 に 根 を 張 れ 誰 が 大 切 か
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地 雷 原 命 の 涙 鎌 鼬
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こ の 雪 も 淡 雪 と な る 待 ち て 捨 つ
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