竃 ( かまど ) 社 に 花 嫁 祝 す 樟 若 葉 ( くすわかば )

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太宰府の裏、宝満山の登り口に、竈門神社という、天満宮に引けをとらない歴史ある、縁結びの神さまが祀られた神社がある。
樟の大樹が、空が見えないくらいに薄緑色の若葉をつけて、何本もそびえ立っており、その中にやしろがあり、これは小綺麗にしているが、新しく建てたものではなく、きれいに磨きあげ、建具などを新しくしたものだと、神主の話だった。
ちょうど結婚式が、執り行われており、白無垢の花嫁さんは、まるで樟若葉に祝福されているように、みずみずしく目に映る。
太宰府天満宮のように、建物に朱が、施されてないせいか、言葉はわるいが、作りものの感が全くなく、結婚式場として、わたしが知る近隣のいろいろのなかで、いちばん素敵だと感じた。
この若葉のように、降りそそぐ平安と、小さな幸せに満ちた人生であるといい。