あ り し 日 の 貴 方 に 黙 と う 花 の 夜

Jūgatsuzakura
Jūgatsuzakura “十月桜” / ai3310X

同窓会の始め、亡くなったあの子に黙祷。
遠い遠い、桜の日、縁あって、同じ学校、同じクラスで、二年の月日を過ごした。
遠くにいると聞いていた。
元気にしてると思っていた。
静かで、穏やかで、いい人だった。
こんなうるさくて、人間の出来ていないわたしなんかが、のうのうと暮らしているのにね。
神さまは平等ではない。
やすらかに、せめて。