さいこんの おやみるこのめ とりぐもり
「とりぐもり」
ガンやカモなど、秋から冬を日本で過ごした渡り鳥が、北に帰る頃の曇りがちな空のことです。
春の季語となっています。
人間は動物です。
哺乳類も鳥類も、人の子どもに愛情を注ぐことは、基本的にムリです。
カッコーは托卵などと、他人の巣に自分のタマゴを産み落とし、もともとあった、その鳥のタマゴは落としてしまうそうです。
ライオンは、他のオスライオンの子どもは、必ず殺してしまうといいます。
人間には理性がある、愛情がある、動物といっしょにするな、なんてことはきれいごとにすぎません。
内実の伴わない絵空事です。
世の中には、子どもより、自分がオンナであることを優先させ、ロクでもないオトコと再婚し、子どもを不幸のどん底に突き落とす母親の事例が枚挙にいとまがありません。
犯罪にまではいかなくとも、虐待は増える一方ですし、通報のいかない虐待は、どれほどあるか見当もつきません。
わたしは、自分が虐待のなかで育ち、今に至ってもまだ完全に解放されないままなものですから、こういう事件の話題はとても苦手で、ニュースなどはチャンネルを替えるしか対応できません。