生 家 な れ こ だ わ り 捨 て よ 九 月 尽

せいかなれ こだわりすてよ くがつじん

九月尽、九月の最後の日。

家にはそれぞれ、長いにしろ短いにしろ歴史があって、生まれ育った家ならばなおのこと、思い出、もう亡くなった人と過ごした思い出も含めて、大切な場所です。

代が変わり、住む人が居なくなり、空き家を放置することもなにかと煩いし、危険でもあるしで、手放さなければならない日が迫り来ます。

もう古すぎて、家としての価値はとうに無くしており、結局は更地として売られることになり、寂しさはいや増すばかりです。

割り切るしかないのです。

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