ピ ー マ ン も 食 ふ て み せ る と 目 は 泪

小学校の一年生。
最近の子どもは、食べ物やおやつが溢れるほどあるせいか、親も先生も、嫌いなものを強制しないせいか、野菜嫌いが多いらしい。
話がそんなところに行くと、自分は違うと名乗りを上げて、ピーマンなんか、どうってことないと威勢よく言い放った。
ハンバーグの横の、付け足しみたいなピーマンを食べて見せてくれた。
大いに褒めてもらいたかったのだろう。
途中でやめるわけにもいかず、頑張った甲斐あって、最後の一切れも、ゴクリと飲み込んだ。
まさに有言実行。
本人、満足気に微笑むが、目には涙。
言わずにわらった。