こ の 泥 に 仏 あ と 押 す 蓮 が 咲 く

このどろに ほとけあとおす はすがさく

冬の間、あの冷たくてどうしようもない泥田。

見ているだけで、気が滅入る雪の日、みぞれの日。

夏になれば、ポカンポカンと、ハスの花が咲く。

いまは考えられないけれど、おそらく

たぶん、確実に来るのです。

人生も、局面が変わる。

みんな、あらがっても、しょうがないことを、何とかしようと

必死に励みながら、どこかで、あきらめることもさとってゆく。

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