集めないほうがいい

泳げ鯉のぼり相模川/相模原
泳げ鯉のぼり相模川/相模原 / Tranpan23

物はひとつところに、ひとつがいい。豊後の国の童話の里を流れる大きな川に、今頃になると毎年、たくさんの鯉のぼりが川を渡したロープに括られはためく、ならいいけれどはためかない。大量にぶら下がっている。全国から集まったのだろう。かつては一軒一軒の家で、男の子の成長を願って、大空に掲げられたであろう鯉のぼりも、仕事を終えて、お役御免になって、お蔵入りしていたものが再び活躍しているのだろう。嘱託再雇用。しかしながら、余りにも大量、色褪せて痛々しい。さらに豊かな深緑の豊後の森を、森の緑を薄めてしまっている気がする。集めない方がいい。長崎のグラバー邸の周りにおおよそ近いところにあったのだろうけれど、洋館を集めなくてもいいのに。何処だったか石仏や、道端の道祖神やお地蔵さんを集めたところもあった気がする。気持ちがあって意味があって、そこにいるのだろうに、居場所を変えられては気の毒。道路やなんかの事情で、仕方なかったのかもしれないけれど。集めないほうがいい。

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