群 青 の イ ン ク 流 せ り 初 夏 や

ぐんじょうの いんくながせり はつなつや

万年筆を使わなくなって、久しい。

上等はともかく、

一般のレベルのものは、インクの出が、どうしても均等にいかず、

書いた後に、滲むことも多く、また使う人のクセが出るとも言われたものです。

当時、公文書は、ボールペンではならず、万年筆か、インク壺にペン先を付けて書くペンか、どちらかが使われたと、当時のおとなから聞いたような記憶があります。

群青のインクの色は好きでした。

夏の夜明け前の空気の色でした。

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