川 風 を こ ぼ さ ず 受 け て 花 芒

調べたわけではないけれど、花ススキというのは、若いススキが、時間が経って、まるで綿のようにふわふわの綿毛に変化することではないかと思う。
風のないときでも、橋の欄干に立つと、たとえわずかでも川風を感じることができる。
むかし広島に住んだことがあるが、川の多い街で、たくさんの橋がかかっていた。
ただ、色気のない橋ばかりで、無骨な鉄骨造りの大きいだけが取り柄の、あまり心惹かれるものには、お目にかかったことがなかった。
多々良橋が好き。
旧3号線にかかる、交通量の多い橋ながら、キラキラ輝く川面や、その先にある海を連想しながら、ほんの少しの時間佇む。
マンションが増えて、だんだん景色は残念なものに変わりつつある。

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