煤 逃 げ や 親 父 の 苦 闘 思 ひ 出 し

すすにげや おやじのくとう おもいだし

昔の年の瀬は、確かに今とはちがっていました。
家中で大掃除をし、おせちを作り、それは紅白歌合戦の始まりにも及び、やっと座ったかと思えば、年越しそば。
行く年来る年を見るか見ないうちに、初詣でに出発です。
年が改まることが、厳粛で、全てのものを新しくし、荘厳な気分になれたからでしょう。
三が日は店は開かず、食べるものも蓄えなければなりません。
黒豆のように、時間のかかるものもあり、数の子のように手間のかかるものもありました。
煤逃げとは、すす払いを一家でやるのに、何かと理由をつけ逃げることです。
碁会所や、ゴルフや、その他さまざまな場面を創り出して、世のオトコどもは煤逃げに一生懸命でした。
父も気合を入れて煤逃げに力を尽くしていたように思います。
同志が多いので、麻雀やゴルフに逃げ出していた記憶があります。

この句も読まれています。

木の葉髪 つむじを隠す 術ばかり 髪が減った。髪さえ多ければ、きっと眠れる森の美女、 シンデレラ姫くらいにはなってたかもしれないのに、 つむじが気になって、色気が出ないでいる。 ふさふさとロールした美しい髪であるなら、おそらく 人生は変わっていただろう。 でも諦めてはいない。 今日美容室のお姉さんに尋ねた。わたしに似合う髪型。 わた...
風 呂 の 窓 よ り 雪 被 る 背 振 見 る... ふろのまどより ゆきかぶる せふりみる 背振山、福岡市 西区から、佐賀県神埼町にかけてそびえます。 福岡側には、深い谷や滝が多く、難所の多い登山道です。 山腹には、米軍と航空自衛隊のレーダー基地があり、高性能のレーダーが設置してあるとOBの話です。 ウチからは、那珂川町の向こうに、薄く高く冠雪の背...
幼き日 思い出は傷 皐月雨 もう親は死んだ。わたしは不安定のまま歳をとった。誰かわたしの話を聞いてはくれまいか。川にはさまれた家。折り合いの悪い両親。市内電車にかかりそうなトタン屋根。暗い公園。土木事務所。お-トバイ。若い愛人。虐待。誰か助けてくれないか。...
葱坊主(ねぎぼうず) 数多の(あまたの)花に 押されおり... 春の畑は賑やか。 豆の花が咲き、スイートピーが色鮮やか、矢車草それから なにやら名前知らないかわいらしい花々、 一番地味な葱坊主は、どうも立場が悪い。 アタマのてっぺんを、くるくる坊主にして、 咲き乱れる花の隅で、小さくなっている。...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください