煤 逃 げ の 詫 び は 虎 屋 に 収 ま れ り

すすにげの わびはとらやに おさまれり

家族分担の年末大掃除を、すり抜けていつも行方不明になって、ひんしゅくをかっていた親父が、同じ企みの同志にクルマで送ってもらい帰還したときのこと。
手には、何処で手に入れたか、虎屋の羊羹。
女ばかりの我が家は、嬌声をあげ、父が煤逃げしたことはすっかり忘れ、羊羹を均等に切ることに集中したものです。
かくて親父は無罪放免どころか、鼻高々といった風情。
まだ元気だった頃の年末の風景です。

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