海 地 獄 小 店 の 幟 赤 と ん ぼ

うみじごく こみせののぼり あかとんぼ

別府の地獄の中でも、最大の海地獄。
コバルトブルーの、とてもきれいな色で、地獄という言葉がそぐわない感じです。
神秘的で、湖のようです。
湯気が立ち昇っていて、100度近い温度だそうです。
何処の観光地にもある、土産物屋が、海地獄名物と書いた幟を立て、客を呼びます。
特に名物というものはないけれど、大分の竹細工や、キーホルダーや、温泉饅頭の類が売られています。
エリマキトカゲが流行ったときは、巨大なゴムのエリマキトカゲが、目立つところにぶら下がって、その全然風流でない佇まいが、かえって旅愁を掻き立てる役割を果たしているように感じたものです。
秋風をみるこの頃には、ちょうど幟の高さほどに、赤とんぼが小さな群れで行ったり来たり留まったり。
此処にもまちがいなく秋が訪れました。