鈴 の ご と 鳴 く ば バ ッ タ も 振 り 向 か る

すずのごと なくばばったも ふりむかる

人間のことですが、心の美しい人になれと、言われて育った世代です。
見かけが美しければ、心は自然と付いてくる、心だけ求めてもそれは酷というものだと、ずいぶん時間が経ってから学習しました。
鈴虫の如く上品で、か弱くあれば、人は手を差し伸べずにはおれない。
感謝の心がさらにその人の笑顔を磨き、輝かせる。
放っておいても自分で片付けるだろうと思わせる容姿だから、誰も助けない、鈴虫には決して言わないことも平気で言う。
現実とはそんなもの。