お手玉の じゅずを見つけて 彼岸の日

わたしが育った頃は、お手玉にはじゅずが入っていたものです。砂利道を大人の自転車を押して歩く途中に、数珠の茂みがありました。夢中になって取ったものです。他に使いようはありません。ただお手玉用です。あの何とも言えない色、ちょうどアサリ貝が、地味ながらひとつひとつ模様がちがうように、数珠の玉は複雑な模様をしています。そしてあの音、お米やあずきではあんな音は出ないのです。ただ懐かしいのです。

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