黄 落 を 誘 ふ か 和 太 鼓 少 し 鎮 ま れ

老人ホームにボランティアの和太鼓のクラブ。
秋の高い空、澄んだ空気、その一日を身内ではないお年寄りのために楽器の演奏。
太鼓は思いのほか体力が必要とされ、腕力はもとより、腹筋、脚力日頃の鍛錬のたまものだろう。
施設の玄関前に椅子を並べ、当然車椅子のためのスペースもあり、太鼓をいくつもセットして、準備も大変だったろう。
入居の高齢者は日頃、あまり変わりばえのしない日々を過ごしており、生演奏などとは縁がない。
いい気分転換になったことだろう。
入居者も職員も。
ただ私としては、大銀杏の元で行われた演奏会、太鼓の迫力の凄さに感動するとともに、この振動で明日明後日散るはずのイチョウの葉が、前倒しで散ってしまうのではと、少しはらはら、もったいない気がしたりした。

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