秋深し 蒲(がま)の穂綿(ほわた)に くるまれたし

近頃は蒲を見ることもなくなった。以前は忘れられたような、空き地というか湿地のようなとこには蒲が生えてた。茶色のほんとに目立たない草だけど、昔々大国主命(おおくにぬしのみこと)は、鮫(さめ)を騙して、島へ渡ったウサギが、鮫から皮をむかれて赤裸にされて、うなだれてたところに通りがかって、蒲の穂綿にくるまれと教えたそうな。おかげでうさぎはもとどおりげんきになったそうな。わたしは冬でも、少しだけ窓を開けて寝ます。タオルケットに、毛布2枚布団はよほど寒くならないと着ない。そのくせ小さな電気毛布を敷くのです。馬鹿だなあと思います。でもそれがとても寝心地がいいのです。蒲の穂綿にくるまったようなのです。

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