きつえんじょ そとにだされし ざくろわれ
以前は喫煙室でした。ケムリが外に漏れないように、しっかりと造られていたはずなのに、なぜか近くを通ると、タバコの煙のにおいがしたものです。
世の中は、タバコ呑みには激しく冷たくなって、喫煙室は撤去。
でも無くすのはあんまりかわいそうと、誰か言ったのかどうか知らないけれど、
病院の裏の、雨風、西日の当たる狭いくぼみのようなところに灰皿がぽつんと置かれ、いつのまにか喫煙所と呼ばれています。
明らかに禁止されている人も、どうもこっそり来ているような。
車いすに、バケツのような大きな点滴袋ぶら下げた人を見かけたこともあります。