あおだいしょう なにかのみたる ことたしか
子どものころ、蚕小屋を改造したひどい借家に居た。
押入れを開けたとき、青大将とどぶネズミが対峙しているところに出くわした。
ネズミは私のおかげで、九死に一生を得たのだけれど、鎌首をもたげた蛇のノドの下の辺りが妙に膨らんでいた。
なによりそれが気持ち悪かった。
貧乏は良くない。
子どもが素直に育たない。
あおだいしょう なにかのみたる ことたしか
子どものころ、蚕小屋を改造したひどい借家に居た。
押入れを開けたとき、青大将とどぶネズミが対峙しているところに出くわした。
ネズミは私のおかげで、九死に一生を得たのだけれど、鎌首をもたげた蛇のノドの下の辺りが妙に膨らんでいた。
なによりそれが気持ち悪かった。
貧乏は良くない。
子どもが素直に育たない。