おとたてて しろくつひーる モンローウォーク
今は、季節がどうであれ好きな靴を履く時代だけれど、ひとむかし前までは、なぜか夏はサンダルか白い靴が当たり前の時代があり、そのせいで「白い靴」が夏の季語に入っています。
理想は。
7センチのピンヒール、フレアのいっぱい入った、くるりと回ると円形になる、丈の長めのスカート、細いウエストを強調するベルト、大きなカールの豊かな髪、小さな顔、広幅のヘアバンド、少し短めのカーディガン。
似合うなら、そんな楽しい格好をしたい。
モンローウォークというのは、腰で歩くことで、同じ丈の、同じスカートでも、生地の動きがぜんぜんちがう。
その昔、魅力的な同じ年頃の若い子の後ろから歩いて、マネしたことあるけれど、もともとの骨格がちがうからムリなのだろうと諦めたことがあります。
今の容姿で、今みたいな人生で生まれ変わるなら、ニンゲンに生まれることは、お断りしたい。
いっそガラパゴスのイグアナにでも生まれ変わって、天敵のいない世界で、悠久の雨に打たれていたい。