げんきならは うそじゃじじばば こいのぼり
元気ならいい。
それ以上はぜいたくと言いながら、むかしで言うなら「立身出世」が、どうもジジババのアタマから抜けないようなのです。
その思いは想像するより強固です。
爺さん婆さんは、思いのほか学歴が好き。
年寄りの役目の大切なところに、「出来の悪い子を可愛がる」ことがあると、
わたしは確信します。
子どもに対しても、孫に対してもです。
しっかりして成績もいい、お利口さんは、放っといても皆が褒めそやす。
そうでない子を認めてやるのが、年寄りの役目です。
なのに最近の爺さん婆さんは、一緒になって学歴や就職に恵まれた子を周りに自慢し、
自分までうざがられる始末。
情けないことです。
年の取りがいの無いことです。