またくると むなおくになく かんすみれ
胸の奥、心臓の後ろのところを、なんて呼ぶのか知らない。
「また来る」と、「日にち薬」と、年寄りから聞いた大きなウソの慰めを言って、気軽に見えるように、病室を後にした、その罪悪感につぶれそうになる。
来なければよかった。
失礼極まりないではないか。
ただ笑顔が見たくて、その声を聴いておきたくて、考えたら自分の都合でしかなく、申し訳なさと自己嫌悪の渦の中です。
またくると むなおくになく かんすみれ
胸の奥、心臓の後ろのところを、なんて呼ぶのか知らない。
「また来る」と、「日にち薬」と、年寄りから聞いた大きなウソの慰めを言って、気軽に見えるように、病室を後にした、その罪悪感につぶれそうになる。
来なければよかった。
失礼極まりないではないか。
ただ笑顔が見たくて、その声を聴いておきたくて、考えたら自分の都合でしかなく、申し訳なさと自己嫌悪の渦の中です。