梅 雨 曇 り 万 葉 集 は 恋 の 歌

つゆぐもり まんようしゅうは こいのうた

「万葉集 恋の歌」という岩波文庫の本を青春時代に買い求めたことがあります。

一番好きなのは、笠郎女 「 相思はぬ 人を思ふは大寺の 餓鬼のシリエにぬかづくがごと 」

のようだった気がする。

相思相愛でないつまり片想いっていうのは、大きな寺の、ホトケが踏みつけているガキと呼ばれる地獄のオニのようなヤツを後ろから拝むようなものだ。

なんの足しにもならないことだ。

なるほどそうだ。

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