出 征 の 陰 膳 に 湯 気 豆 ご は ん しゅっせいの かげぜんにゆげ まめごはん 出征した叔父も、陰膳を置いた祖母もとっくになくなったけれど、この話は、忘れるわけにはいかない話として、私の中に残っている。 子を心配する親の思いはいつの時代も同じと信じたい。