ゆうげしょう ゆめとみらいの ありしころ
夕化粧、おしろい花の別名です。
今でもときどき見かけるけれど、以前はもっともっとそこら中に咲いていました。
子どもらは、あの黒い実をつぶして、爪につけたり顔に塗ったりしたものです。
自分に多少の未来があることを思いもしないくらい幼かった。
あの頃を過ぎて、幾度も挫折を経験して、人はおのれの能力を知り、夢と道は狭まり、歩く方向は決まり、妥協も含めて選択を重ねながらオトナになります。
夢と大きくかけ離れた人生でも、それはそれ、そのときそのときは、まちがいながらも一生懸命だったかもしれません。