めぶきたる いあいのはちの てにおえず
盆栽というのは、わかる人には、その魅力と価値がわかるのですが、素人には、花が咲けばきれいですけれど、なんだかよくわからないものです。
父は、サツキと松が好きで、よく手入をし楽しんで面倒を見ていました。
同じ鉢を毎日何をしているのか、気にかけたこともありませんでした。
故人となったとたん、どうしていいものやら分からず、ほとんどは、庭木の剪定に来たシルバー人材センターのおじさんたちに引き取ってもらいました。
覚えのある人も多いようで、盆栽は喜んでもらわれていきました。
残り物の小さな松がウチにひとつあるけれど、針のような葉が伸びて、ちょっと見では、松には見えないのですが、一応遺品だし、捨てるわけにもいかず、目にふれない隅の方に置きっ放しです。
ハリセンボンが怒ったときのようです。