くりすます ばすえのねおん なおたのし
ジムのサウナ友だちに、呑み屋のママがいます。
ある日のこと、気取った客から、「中洲に比べれば、バスエだ」と言われた、失礼なと、ぷんぷん怒っていました。
まあそんなことって、話は合わせたものの、確かに中洲と比べれば、雑餉隈はバスエでしょう。
ただ、自分がバスエで呑んでいて、そんなことを言っても、だれも喜ばないし、楽しい気分に水をさすだけです。
だったら、中洲で飲めよって話です。
品が少々落ちて、ママが歳をとっている分、料金も安いわけです。
きれいなおねえさんが、乾き物のツマミを出し、まだ半分残っているのに勝手におかわり作ったり、「アタシもいただいていいかしら」なんて、見栄っぱりのオトコ連中が断れないのを見越して、さらにふんだくられるのが楽しければ、上等と言われる店に行けばいいのです。
むかしは美人だったけれど、かなりの年齢のママがひとりでやっている店、ツマミは小皿を五種類出してくれる、気の置けないところがスキなら、バスエで楽しめばいいのでしょう。