讃美歌の 漏れくる新緑 礼拝所

山はその全体も、裾までも若緑一色。
あれは教会と言ってもいいのだろう。
小さい小さい礼拝所。
確かにちいさな屋根に小さな十字架はある。
わたしは、長崎の浦上天主堂が、れんが造りの立派な
建物に建て替わったとき、なぜかがっかりした。
あのコンクリートの粗末で趣きの薄いものを、
長い年月大切に守ってきたのに、
ローマ法王が来訪されるからと、慌てて取り繕ったように
部外者には見えたものである。
山の裾の新緑に覆われた礼拝所は、なかなかステキである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください