雨 戸 繰 る 両 手 右 足 夏 の 草

あまどくる りょうてみぎあし なつのくさ

久しぶりに、誰もいなくなった実家に風を通した。

用があって行っただけで、あんなところに未練も懐かしさもない。

古い木造の雨戸の開け閉めにはコツがあって、上と下をがたがた調節して、ここと思ったところで一気にチカラいっぱいガーッとやるのです。

雨が降って湿気が多いときはさらにタイヘン。

調子いいと思って、ガーッとやったとき、脚を引っ込めるのを忘れて、とんでもないことになったこともあります。

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