障子は白いものだけれど、外が雪景色であれば、その白さはちがってくる。
雪の白さは、白い障子を輝かせる。
明るさは一段と増す。
むかしは、どこの家にも座敷があったため、いろんな種類の障子があった。
真ん中だけ上げ下げ出来たり、ガラスが入っていたり、そのガラスの縁に近いところだけすりガラスだったり。
時が経つと色が変わるため、張り替えが必要になる。
アイロンで貼るものや、一枚の障子を一度に貼る大判の障子紙など、無精なわたしは色々試してみたけれど、どれもうまくいかない。
障子の柔らかな光や、障子越しの雪を感じたり見たりするのは好きだけれど、維持するのが面倒で困っている。