野焼きあり 懸案事項と 離別する Open burning 野焼き / urawa 火をつける人も、火をつける機会など、そうそうあるものではないだろう。めらめらと燃え広がっているのはわかるけれど、はじめのうち炎は見えない。見えない炎が、見えないままに広がる様は恐ろしい。全ては消防の言うとおり。そんなに危ないなら、風物詩をやめて、仕事できっちりやっちっえばいいだろうに。しばらくすれば、この焼野に新しい草が芽生える。すべてをなかったことにして。一からやりなおし。焼きたくても焼くわけにはいかないものばかり。