遠 花 火 大 家 族 な る を 疑 は ず

とおはなび だいかぞくなるを うたがわず

むかしは大家族で、家は狭いのに、かなり鬱陶しかった記憶があります。

そして子どもだったわたしは、このままこの状態が続くと信じて疑うことはありませんでした。

ひとり減り、ふたり減り、ひとり死に、ふたり死に、ついには誰も居なくなり家も解いてしまいました。

別に懐かしいとか戻りたいとかはないのだけれど、時の経つことにしみじみ思いを馳せることもあります。

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