あしゆびに ちからしめなわ くちへのじ
町にひとつある、中央公民館で、地域のお年寄りたちが小学生の子供たちにしめなわの作り方を教えるセミナーを開きました。
本物ではないワラに似せた物を、締めてくるりと輪にしたものなら、手芸店にも売っているのですが、ここではワラをねじることから作ろうという本格的なものです。
足の親指と人差し指を使って、端をつかみ、じりじりとワラをねじってゆきます。
もともと丈のそろったものではないし、ともすればぱらぱらとはずれてしまいがちなものを、接着剤も何も使わずねじり上げるのは、なかなか技術のいることです。
ここさえクリアすれば、もうこっちのもの。
女の子たちは競って、ミカンやツルなどめいめい好きな飾り物を刺して楽しげです。
こういう体験って意外と心に残るものです。
いい思い出になることでしょう。