赤まんま 夕餉(ゆうげ)の匂いの 道すがら

秋の日暮れ、日の落ちるのが早く、帰り道はなんとなく
急ぎがち。どこからか秋刀魚を焼く匂いや、カレーの匂いがして
あゝ幸せの匂いだって思う。
夕食はおおよそ決まった時間に、簡単でも手作りで、
炊きたてのご飯で食べるのがいいと思っている。
そういう些細なことの積み重ねは大事なことで、きつい時ほど
どうにかこうにかして頑張った方がいいと思っている。
なかなかできない時期もあるけど、そうやって時間を過ごしているうちに、
いつか状況も変わって行くことがある。
慌てない。急がない。急いで、何かを変えて、上手く行った試しがない。
待つことは力がいる。
動いている方が楽なこともあるけど、やめた方がいいと思う。
日常生活の、ほんの小さな習慣が大切。

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