はだかのこ かおよりでかい すいかくい
わたしが子どもの頃、家には縁側があり、井戸で冷やしたスイカを、子どもはハダカで、果汁をこぼしながら食べたものです。
タネはぷんぷんとそこら中に飛ばし、お行儀の悪いこと。
どこの家でもそうだったとは思わないけれど、品のないウチではそうでした。
スイカは大きな網目の縄で編んだものに入れ、買って帰るか、毎朝リヤカーで売りに来る農家のおばさんから、トマトやキュウリといっしょに買うか。
糖度などというものはわからず、トントンと指を曲げて叩くか、おばさんのアドバイスに従うか。