かまどにも まくらもとにも うちわなり
渋うちわは張る紙に油が塗ってあるのか、さらに骨組みが強いのか、とにかく持ちが良く、労力を無駄にしない風が来ます。
そしてむかしは、もう先のない病人は家で看たものです。
なんの器械も無くて、ただお粥やお茶を飲ませていたような記憶があります。
誰かが枕元で、静かにウチワで風を送っていたような。
かまどにも まくらもとにも うちわなり
渋うちわは張る紙に油が塗ってあるのか、さらに骨組みが強いのか、とにかく持ちが良く、労力を無駄にしない風が来ます。
そしてむかしは、もう先のない病人は家で看たものです。
なんの器械も無くて、ただお粥やお茶を飲ませていたような記憶があります。
誰かが枕元で、静かにウチワで風を送っていたような。