突 端 に ゆ く バ ス を 待 つ 雁 帰 る

とったんに ゆくばすをまつ がんかえる

秋、巣をつくるために渡ってきた雁は、春になり繁殖地である北方へ帰ります。

一度つがいになると、一生離れることはなく一夫一妻を守り通すといわれます。

オシドリとは大ちがい。

あの世に旅たったオヤジにも聞かせたい話です。

巣は沼や湿地、草原につくられ、かえったヒナは春になるまで親と暮らします。

アタシとはおおちがいです。

家族の結びつきも強いと聞きます。

かぎ状や棹状になって飛んでゆく姿は哀れを誘います。

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