砥 ぎ 終 え て 滴 る 月 の 冴 え 冴 え と とぎおえて したたるつきの さえざえと 凍りつく寒い夜、月は鋭いほどの光を放ち、 あまりに尖っているので、見ていると指先を 刺されたような気がします。 研ぎ終えた包丁のような。