ぼんなみの よせくるはまに たちいたり
盆に寄せる波は、亡くなったあの人この人を想い出させます。
もっと話せばよかった。
忙しさにかまけて、そのうちそのうちと思っているうちに、病を得て、そうなるともう自然ではいられなくなります。
顔色を見ながら、言葉を選びながら、本音で話すことは出来なくなります。
そしてその日は、思いがけなくやって来るのです。
そういう意味で、わたしは病気も事故も同じだと思えてなりません。
逢いたい人には逢っておかねば、言いたいことは言っておかねば、人生って思っていたよりずっと短い。