無 人 駅 掃 か れ 小 菊 の 牛 乳 瓶 駅員も駅長も居ないながら、駅は活きている。 近所の何方かのお世話だろうか、わからない。 吸い殻も塵もなく、朝まだ早いというのに、きれいに掃かれ、打ち水もされ、古い牛乳瓶は花瓶に変身し、今朝切られたであろう小菊がぽんと載せてある。