温 き 夜 は 狐 火 上 が り 下 が り 消 ゆ

ぬくきよは きつねびあがり さがりきゆ

山野や墓地に青白い炎がちらつく現象を、キツネが口から吐く火だと古人は思っていたらしい。

原因は人骨や獣骨リンが、わずかな光を放つものだと言われるが、狐火と思えば、ぞっとしたりもする。

そんなウワサに稲荷信仰が重なって、季題となったらしい。

宅地開発が進むまえまでは、古墳のそばに、よくキツネの巣があって、見かけることは特に珍しいことではなかったと聞きます。

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