だいだいの すわりのよけれ よきとしに
ダイダイは、正月飾りには欠かせないもので、お供えの上に乗せて、その姿を締めます。
ダイダイがめでたいとされるのは、ほかの柑橘類と同様に初冬に色付きますが、熟しても落果せず、そのまま冬を越し、四月五月にまた青くなって、次の年の果実と共に木になっているのが、一家の繁栄を思わせるからと聞きました。お飾りの餅はそれなりに安定した形なれど、三つも重ねると、危なっかしいのです。
それに、シダやら何やら乗せて、最後のダイダイです。
転げ落ちては、サマになりません。