枇 把 を 剥 くと きに 一 心 不 乱 な り そろそろと傷つけないように神経を張りつめて。 我ながら馬鹿じゃないかと思う。 わたしには抱えきれないほどの悩みごとがあって、心はいつも千々に乱れている始末。 それが何故いま、必死に枇杷を剥いていられるのか。 大したことないのか。