日 短 か や 胃 瘻 は せ ぬ と 決 め た る も

ひみじかや いろうはせぬと きめたるも

冬の一日があっという間に暮れてしまうのは、なんとももったいない。

冬は夜の長い季節です。

なのになぜ、夜長と言わず短日と言うのでしょう。

ひところは、食べられなくなれば、当然のように胃ろうにしていた病院が、最近では変わりました。

呼吸だけして意識もない状態で、ただ生かされていても、それは本人の望むところではないと、点滴のみで、人生の終焉を迎えるようになってきたのは時代でしょうか。

医療費がかかるからでしょうか。

若いころの本人の意思でもあり、決めたはいいけれど、どこか後ろめたいというか、うら悲しいというか、これが最善だよと本人が言ってくれればいいのだけれど。

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