ひこさんせん ながきずいどう ぬけてはな
少しむかしまで、筑豊は日本有数の産炭地でした。
釈迦岳トンネル。
全長4km以上。
筑前岩屋駅と彦山駅の間。
すべて石炭を運び出すためだったそうです。
その前の金辺隧道で工事は難関を極め、会社の存続も危ぶまれ、幾多の変節を経て、今に至ったと聞きます。
すっかり観光列車となり、湧き水の汲める無人駅として有名です。
桜の季節には花見客でごった返します。
時代の変遷とはいえ、その昔トンネル工事に命をかけた人々が、もしもこの光景を見ることが出来たなら、なんと思うかと考えたりします。